つくよみ

　ファナリスは、種族的にわんこっぽいです。
　群れで生きる生き物で、だからこそボスを定めて従っている状態が安定している印象。デフォルトで忠誠心が篤いので、主次第で良くも悪くもなるというか。

　マスルールは、モテそうですね。
　ルックスは素晴らしく男らしいですし、地位は八人将だし、モルさんを可愛がる側面もありますし、宴席などでは後片付け手伝ってくれる気の利く所がありますし、何より、いらないことを言わないですしね。
　シャルルカン先輩はスペック高いのにいらんこと言うからモテなくなってますが、マスルールはその反対にいらんこと言わんから余計モテる例だと思います。失恋して泥酔して絡んでくる異性の先輩なんつー対処に困りそうなヤムライハも上手にあしらってるのが、その証拠かと。
　シャルルカン先輩をからかうのは、おちゃめな所があるということで、チャームポイントでしょう。

　レームのファナリス兵団を見るに、モルさんが痛めつけられて激昂しているはずの戦闘でも冷静さを保っていたマスルールは、シンジャの教育が良かったのか、自制心が強いのでしょう。
　彼ならば、今後ファナリスの発生について明かされて、それがどんな物でも、心揺れずにシンドバッドに忠誠を誓い己の職務を全うし続けてくれそうです。

　己を救ってくれたシンドバッドに忠誠を誓っているのはわかりますが、手ブロを見るに、ジャーファルもそれに近いぐらいに懐いていますね。
　ジャーファルが、よっぽど面倒をよく見てあげて、それに恩義を感じているのかな。
　ヒナホホとドラコーンも、それなりに敬意を持っていそう。ヤムライハに対しては、自分が関与出来ない魔法という領分のプロフェッショナルなので、そういう意味での敬意は払っていそうです。シャルルカン先輩は……自分より社交性高い辺りは密かに評価していそうですが、基本的にはうっとおしいとも思っていそうな。
　
　いくつでシンドバッドと出会ったのでしょうね。
　八人将年少組の中では１番最初に出会っているのは、確かかと。
　シンドバッドの呼び方が、他の年少組と比べて「シンさん」なのは、最初に出会った時にはまだ建国してなくて王様じゃないシンドバッドだったから、じゃないでしょうか。年少組の中では彼だけが半堕転のこと知ってますし。
　シンドバッドと出会ったのは、早くて９歳でしょうか。
　その場合、シンドバッドとドラコーンは１８歳で、ジャーファルは１４歳ですね。
　あー、でも、回想の１コマで、王様になる前の若シンドバッドと一緒に居る子ジャーファルが、１４歳の時もらったという私服を着ていて、このコマの時点ではマスルールは参入前でしょうから、マスルール参入はそれ以降ですよね。
　出会った時期は、ジャーファル１４歳以上～シンドバッド建国前かな。
　それで、シンドバッドがレームにやってきたのは魔力操作修行が関係していそうだし、シンドバッドと出会った直後にシンドバッドが修行に行ってしまって１年も離れるのは変なので、３つめのジンゲット→シンドバッドの魔力乱れる→レームでヤンバラと出会い修行の為パーティーを一度解散→１年間修行→皆との待ち合わせ場所であるレームへ→飲んだくれて一文無し→仕方が無いのでお金の為に剣闘士→マスルールと出会う、が自然かなと、現段階では思っています。

　不吉なフラグがちりばめられているので、シャルルカンたちは、展開によったらシンドバッドから離脱もあり得そうな感触ですが、マスルールは離脱しないイメージ。
　ただし、最後の最後になって、「お前は生きなさい」とシンジャがマスルールへ離脱を命じるのはあり得そうですが。
　いや、そういうのは無しで、幸せになって欲しいですけどね！